Berlin×Tokyo×CREATIVE LAB
東京の中心に、ベルリンの創造性を、ラボが創る。
BerlinとTokyo、両国の創造性に敬意を表して。
ベルリンの壁が崩壊して25年。他に類を見ない歴史を潜り抜け、その独特な文化を育んできたベルリン。その姿は戦後から驚くべき速さで発展した、太平洋にぽかりと浮かぶこの島国の日本の首都、東京とも重なるものがある。そんな東京の姉妹都市でもあるベルリン。両国のクリエイティビティとパートナーシップを祝うため、「RESONAZ」というキーワードを掲げ、ベルリンで生まれたユニークなファッション、アート、テクノロジーといった文化を六本木ヒルズ展望台フロアに展示する二日間のイベント。
BerlinとTokyoをアートで結ぶビッグイベント。
当日はベルリンの文化を目で見て肌で感じられる二日間となった。アートではベルリンの現代アートスタジオThe WYEが最新テクノロジーと人間の甲さを描くエッジの効いた作品を展開。ファッションではセレクト
ショップWUTなどと、各分野でベルリンの代表的な人たちによる豪華な展示が行われた。夜は代官山でPerfume等の演出を手掛ける真鍋大度氏よるライブパフォーマンス。ベルリンと東京を結ぶ大きなイベントと
なった二日間である。
学生がベルリンアーティストの一夜限りの右腕に。
六本木ヒルズ展望台の営業上の都合により、12時間という限られた時間で運搬から展示までの全ての準備を完了しなければいけないという緊張下に設営されたイベント。ベルリンアーティストたちも自分の作品制作に
没頭。そんなアーティストたちの横で、時にはドイツ語、時には英語で出される指示の元、学生はサポートに
徹する。まるで彼らの右腕にでもなったような錯覚に陥る。そんなピリついた、12時間となった。
クリエイティブに国境はない
ドイツ人アーティスト、日本人アーティスト、そしてラボ生。違う種類の人間が違う言語を使い、12時間ぶっ続けで作り上げた芸術作品。何かを創造するのに人種も立場も関係ない。グローバル化が益々進む世界。その
流れにクリエイティブラボも乗るかのごとく、六本木ヒルズ展望台フロアはユニークな芸術作品の間を三か国語が飛び交うというユニークな空間になった。もしかしたらこのクリエイティブラボも何年かしたら、数か国語が飛び交う外国籍だらけのラボになっているかもしれません。