TOKYOどこでも競技場

2016年10月10日(月)

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渋谷のスクランブル交差点をジャック!?
スポーツの祭典、TOKYOどこでも競技場開催!!

「学生記者」としてイベントの様子をレポート!

いつもの渋谷はどこに!?物々しい雰囲気とともに「TOKYOどこでも競技場」が開催。

突如封鎖された渋谷のスクランブル交差点。次々と搬入されるクレーンや重機。109前は騒然となり多くの人々が足を止め、スマートフォンを向けていた。
そんな中行われたのは、渋谷を巻き込んだスポーツイベント、「TOKYOどこでも競技場」。トランポリンや、パラリンピック競技のデモンストレーションが同時多発的に行われた。
 名前の通り、渋谷が数時間のうちに競技場へと変身。巨大なトランポリンを始め、数多くのトレーラーや車いす用のコートなど、普段通いなれている渋谷の街の様子が一変し、期待と興奮が入り混じった雰囲気であった。渡辺直美やオードリー、鈴木奈々や浜口京子といった豪華ゲストも登場し、イベントを盛り上げていた。
ラボ生は「学生記者」として、イベントの様子を各自のTwitter個人アカウントで投稿。それらのツイートをNHKが運営するTwitterアカウント「NHK東京2020(@nhk_2020)」で取り上げてもらい、イベントを盛り上げた。

オープニングはトランポリン!迫力満点の車いすラグビーも。

オープニングで行われたのは、109前に置かれた巨大トランポリンのデモンストレーション。上山容弘選手と、日本体育大学の佐竹玲奈選手と土井畑知里選手が、圧巻のパフォーマンスで渋谷に居合わせた人々を魅了した。上山選手のジャンプは抜群の高さを誇り、信号機と同じくらいの高さまで跳んでいた。
また、女子選手2人はトランポリン競技の中でも「シンクロ」という種目を披露してくれた。跳躍から着地まで、一貫して息のあった技を次々と繰り出す様子はまさに「一心同体」であった。



また109前のもうひとつの目玉は、車いすラグビーのコートだ。ウォーミングアップとして選手同士の激しいタックルを披露。「カシャーン」「ガコッ」と響く車いす同士がぶつかったときの衝撃は、渡辺直美の体が浮くほどだ。また、選手がチームに分かれて対戦。オードリー春日はたくさんの選手からのタックルを受け、泣きそうになっていた。


トレーラーの上で走り幅跳び!?100m車いすレースは32km/hを記録!

文化村通りでは、巨大トレーラーが5台も連なり異様な光景を繰り広げていた。その荷台の上で行われるのは、なんと走り幅跳び。リオパラリンピックにて見事走り幅跳び銀メダルに輝いた山本篤選手が2度の跳躍を見せてくれた。あっという間に私たちの目の前を駆け抜けるその速度は、彼が義足を装着していることを忘れるほどだ。義足はもはやハンデではないと感じさせるようなダイナミックな跳躍に、周囲の観客から歓声と拍手が響き渡った。



さらに奥では、車いすレースが行われた。鈴木朋樹選手と西勇輝選手の100m勝負では、僅差で鈴木選手の勝利。最高時速は32km近く出ており、わずか100mの間に出る速度とは思えない加速だった。オードリーの春日は中山和美選手と対戦し、かなりの差をつけられてのゴールに「渋谷のど真ん中で恥ずかしいよーーー」と連呼していた。


ゲリライベントにおけるSNS拡散の難しさを痛感することに

「TOKYOどこでも競技場」は特に宣伝活動をしていないにも関わらず、大勢の観客で溢れかえっていた。渋谷を巻き込んだイベントの影響力の強さと、訪れた人々のパワーに終始圧倒されていた。
 Twitterによるプロモーション結果は、ラボ生の総ツイート数は233、総インプレッション数は18万超え。人数の多さを生かし、かなりの人数に拡散をすることができた。しかしイベントの盛り上がりに反して、Twitterで一般の方を巻き込んだ盛り上げをすることは難しかった。その理由のひとつとして、このイベントがゲリライベントであり、事前の告知がほとんどなかったため、イベント名を一般の人々が認識していなかったことが挙げられるだろう。SNS上でゲリライベントを盛り上げることの難しさや、渋谷を舞台にイベントを行うことの影響力の大きさを学ぶことができ、大変貴重な経験となった。2020年の東京オリンピックまで続くであろうこのイベントに、今年の反省をもとに来年も参加したい。



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